【プレイログ No.8】テラフォーミングマーズ

プレイログ

ゲーム紹介|

企業CEOとして様々なプロジェクトに投資しながら、火星の地球化という一大事業に取組む名作ボードゲームの”テラフォーミングマーズ”。企業カードの選択やオールユニークなプロジェクトカードのプレイ、称号・褒章などの先取り要素、他プレイヤーと凌ぎを削る熱い火星開発競争を通じて手に汗握るゲーム体験が得られる。テーマとシステムがベストマッチしたこのゲーム。カードコンボを組み立てて自分だけの戦略で火星の盤面を動かしていくのが最高に楽しい!!

ゲーム概要|

ゲームの目的は火星地球化への貢献度を表す地球化指数(TR)値を最も獲得すること。火星の地球化は”気温”・”酸素濃度”・”海洋面積率”の3つのパラメータで表されており、カードプレイやアクション実行によってパラメータを改善させるとTR値が獲得できる。

これから地球化させていく火星が描かれたゲームボードにはTR値を記録するトラックや火星の”気温”と”酸素濃度”を示すそれぞれのパラメータがある。他にもゲーム中に追加のTR値をもたらしてくれる”称号”や”褒章”が描かれている。

ゲームは4つのフェイズで構成されるラウンドをゲーム終了フラグが切られるまで繰り返して進んでいく。ゲームは手番性になっており各プレイヤーは主にカードプレイによって自身の資源算出力や能力改善をしつつ、適宜アクションを実行して資源を投じながら環境改善を進めていく。

ゲーム準備時に企業カードが2枚とプロジェクトカードが10枚配られる。企業カードにはゲーム開始時の初期資金や資源、加えて特殊能力が描かれている。プロジェクトカード10枚は各プレイヤー間でドラフトするのがオススメ。企業カードの選択とプロジェクトカードのドラフトによって、大まかなゲームの方針を決めていく。なおプロジェクトカードは10枚が全て初期手札になるわけでなく、資金を払って確保しなくてはいけないのが憎たらしい。

“テラフォーミングマーズ”の醍醐味であるプロジェクトカードはオールユニーク。カードは大きく3種、アクティブ(青枠)・オートマチック(緑枠)・イベント(赤枠)に分類される。いずれもカード左上にプレイするために必要な資金と条件が記載されている。

  • アクティブ(青枠)
    • このカードをプレイするとゲーム中、継続的効果を得ることができたり自分だけが実行できるアクションが付与されたりする。カードプレイのコスト軽減や条件緩和してくれるものや、カードドローできるアクションが付与してくれるものが存在する。
  • オートマチック(緑枠)
    • 火星の環境を変えていくには資金だけでなく、”建材”・”チタン”・”植物”・”電力”・”発熱”などの様々な資源を活用していくことになる。オートマチックカードをプレイすると資金産出力や各資源の産出力を改善させることができる。産出力が改善されればされるほど拡大再生産的に高コストのカードもガンガンプレイできるようになる。
  • イベント(赤枠)
    • 1枚のカードプレイで火星に海をひくこと(海洋面積率の改善)ができたり気温や酸素濃度を同時に改善したりと単発で強力な効果を発揮するものが多い。

これらのカードを上手に組み合わせることで自分だけの戦略を考え出すのが本当に楽しい。自身はまだまだ遊び尽くせていないが、遊べば遊ぶほど新しい発見が得られるのだろうと感じさせてくれる。

カードプレイやアクション実行により”気温”・”酸素濃度”・”海洋面積率”の3つのパラメータが最大値まで改善された時にゲーム終了フラグが切られる。その後、パラメータ改善により獲得したTR値称号と褒章からTR値プレイしたカードから獲得できるTR値など集計して最も火星地球化に貢献したプレイヤーがゲーム勝者となる。

プレイログ:2025/2/9

ボードゲームにハマって早10年。実は一度も遊んだことがなかった”テラフォーミングマーズ”。友人宅で色んな拡張を含めて遊ばせてもらいました☺️ずっと遊びたいと思っていたこの作品、ゲームボードが広げられてセットアップしていく段階で既に心が踊り出していました。

今回は3人で対戦。初期プロジェクトカードに”脱窒菌”が来ていたので企業カードは”エコテック”を選択。脱窒菌に微生物を貯めつつTR値を着実に稼ぐ戦略を軸にして、企業効果でそれをブーストする方針でプレイ。

ゲームの立ち上がりをサポートしてくれるプレリュードカードは初期資金を増やしてくれる”景気後退”と”火星産業体”を選択。”景気後退”は自身の資金を増やしてくれるだけではない。他プレイヤーの資金産出力と初期資金を下げる効果を持っており、ゲーム序盤の基盤作りで優位に立つために選んでみた。

10枚のカードをドラフトした後、奮発して5枚購入でゲームスタート。企業効果を活用するために生物タグを持ったプロジェクトカードを集めたかったが恵まれず手にできなかった。ゲーム中の産出フェイズで必要なカードが引けることに望みを託す。

予定通りまずは”脱窒菌”をプレイして、一定のタイミングでTR値を上げられるようにした。しかし、ただTR値を上げるだけではゲームに勝てない。盤面点を伸ばすために基盤構築を進める。”誘導落下”は6金を支払って特殊資源が得られる。また6金を支払うことで入手した特殊資源をコストに気温を上げることもできる。2ラウンドかかってしまうが標準プロジェクトと比較して割安で気温を上げることができる。

ゲームも中盤に差し掛かってきて、ゲーム終了時に追加TR値5点をもたらしてくれる”称号”が取られ出してしまう。1手の差で狙いの”称号”が取られてしまうと非常に悔しい。自分以外の2人がそれぞれ”称号”を獲得し出して焦り出す。プロジェクトカードも狙いの生物タグをもったカードが来てくれず、企業効果✖️”脱窒菌”が上手に噛み合ってくれない。

その後、もう一手あれば確保できていたであろう”称号”滞空卿が取られてしまった😭火星の盤面はまだ大きく変わっていないように見えるが、この頃には周りのプレイヤーも自分の基盤を完成させて狙いの戦略を実行しているようだった。

火星の辺境に少しずつ森林を作っていく。火星外周に自身のタイルが多く配置されているとゲーム終了時に5TR値がもらえる”褒章”の辺境王を意識していた。しかし、外周はタイル設置時ボーナスがあまり期待できないし、ゲーム終了時に都市から得られるTR値がイマイチ伸ばしにくい。どこから自分の支配タイルを広げていくかは今後、沢山プレイを重ねて上手にできるようになっていきたい。

気づけばゲームも終盤になって”気温”・”酸素濃度”・”海洋面積率”の3つのパラメータが最大値に達してゲーム終了フラグが切られてしまった。諸々の点数計算した最終TR値は67点!大敗を喫した3位😂ゲーム開始時から軸にしていた”脱窒菌”が振るわないのに、上手に軌道修正ができなかった。生物タグを持つカードを引いて沢山プレイしなくてはいけないのに期待していたほど引くことができなかった💦

負けてしまったことは悔しくもあるが、それ以上にずっと遊んでみたかった”テラフォーミングマーズ”を体験できたことの満足感の方がとっても大きい!!✨最初に手にしたプロジェクトカードからコンボの組み合わせを考える。それがゲーム中に手にするカードで更に発展することもあれば、第二・第三のコンボを生み出すこともある。自分が描いた戦略で火星ボードをダイナミックに変えていけるのは視覚的にも楽しい☺️

プレイヤー間で構築する戦略が違うので周囲がどんなプレイをしているのか見ているのも楽しかった😌早くリベンジマッチを挑んでみたい🔥

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