【プレイログ No.1】テラフォーミングマーズ ・アレスエクスペディション

プレイログ

様々なプロジェクトに投資して、海・酸素・温度のパラメータを上げながら火星地球化の貢献度を競う。初めて遊ばせてもらった時には多彩なカードとコンボ要素に感動して、数日後くらいに購入していました。どのカードからプレイするのが正解か、どの組み合わせにシナジーがあるのか、新しく知ったカードをいかにコンボに組み込むのか、カードドリブンゲームの醍醐味がこのゲームに詰まっています。

ゲームが始まるとまず開始時準備として企業カードとプロジェクトカードが配られる。企業カードは数十種あり、企業ごとに初期資金や特殊効果が設定されておりプレイヤー間に個性を与えてくれる。プロジェクトカードには資源の生産力を上げるもの、自身に特殊効果を新たに付与するもの、単発で様々な効果を発揮するものの3種類ある。低コストカードをプレイして、着実に基盤を作っていくのか、序盤から高コストカードをプレイして無理やり基盤を整えるのか、自身の選択次第である。カード引きにかかっているのは間違いないが、その時その時の手札で最善手を考えるのが楽しい。

初めは何もない火星。プレイ準備で選択した企業カードと配られたプロジェクトカードによってプレイの方向性を決めていく。企業の特性とプロジェクトカードの相性を考慮しないとカードが十分にプレイできず、序盤からとても苦しいことになる。最初の選択が1番悩ましいかもしれない。

ゲームはヴァリアブルフェイズオーダーというシステムによって進んでいく。ラウンド開始時に各プレイヤーはそのラウンドで実施されるアクションが記載された5枚のフェイズカードから1枚を選択して一斉公開する。各フェイズカードには選択したプレイヤーだけが受取れるボーナスが設定されている。自分がボーナス込みで実施していきたいアクションと、他プレイヤーが選択しそうなフェイズカードを意識させられることでプレイヤー間に緩いインタラクションが生み出されている。またこの仕組みによってプレイヤーは同時にアクション実施していくことになるため手番の待ちみたいな時間はない。このゲームは自分の構築やゲームプレイが他プレイヤーに妨害されることはなく手元に集中して遊ぶことができるが、インタラクションが全くないわけではない。この塩梅が快適なゲーム体験を生んでくれている。

海、気温、酸素それぞれのパラメータが上限に達すれば地球化完了となりプレイ終了となる。中盤くらいからどのプレイヤーもガンガンカードプレイし始めるため、油断しているとあっという間にゲームが収束していく。あとどのくらいでゲーム終了するか念頭におきながら、プレイ方針を修正してカードプレイの優先順を変えていく。

自分がやりたいことをやり切ってからゲームを終えられた時の快感は大きい。ゲームを遊び終えた後に皆んなとどんな戦略でプレイしていたのかを話し合うのも盛り上がる1プレイで2度オイシイゲームである。大量のユニークカードによるリプレイ性、プレイ開始時はカツカツだが徐々に基盤ができていくワクワク感、視覚的に変化していく火星。何度も遊びたくなる。

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